読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

yorikosan’s blog

思いつくけれど口に出しては言えない事を書くブログ

【書評】堀江貴史著「ゼロ」

昨日はエアークローゼットCEOのWebで公開されていたセミナー?を聞いていた。

なんだろう。この違和感。

話を聞いていると、とても素晴らしく、社会貢献も出来る企画のような感じがするのだけれど、なんかこう、「虚像」という言葉が浮かぶ。

かっこよくなくても、信念をもってやっている人に人はついていくし、人は集まる。

でも、この人たちは、人の為と言いながら、どこか自分の為、という空気が流れてる。

起業の為の起業でもいいのだけれど、
青山フラワーマーケットの創業者のように、
自分は何の興味もない花の安売りで起業しても、

「花っていいなあ。花には人を元気にする力がある。俺はもう、花咲じいさんでいいや」

と思う日はくるんだろうか。

言葉では
「皆さんに新しい服と出会えるワクワクを提供する」
とは言ってるんだけど。



さて、そんなことを考えていたので、
だいぶ前に読んだ本の書評を下書きから出すことにした。

堀江貴史氏、通称ホリエモンの本。

色々問題はあるけれど、不器用で、頭がよくて、とても魅力的な人だ。

タイトルの「ゼロ」は、何もない所に「1」を足していく、という意味だそうだ。

時代の寵児になり、フジテレビへのカツアゲも成功し、思い上がって失脚。
刑務所に入る。
でも、そこでも、くさることなく冷静で、
「今、自分に出来ること」
を見つけていく。

刑務所に入っていたときの作業の効率化の話はとても印象的だ。

刑務所で紙袋を作る係になり、いざ作ってみたら、その日のノルマを達成するのがギリギリだったらしい。

悔しくて、
「もっとこうすれば無駄がなくなるのではないか」と考え、翌日実行したら、前日の1,5倍近く作れたそうだ。
この人のすごい所は、それを喜べること。
自分が出来たことを喜びにできる。
なんの報酬もないのに。

紙袋を作るなんて単純作業だから、頭のいい人にはつまらないはずだけれど、工夫をして、そこに喜びを見いだせる。
すごい人だなと思った。

自分にはその時、その意欲がなかったから、とても感動した覚えがある。

この人は、なんだかんだ言っても現実的だ。
今、何が必要か、感覚でわかってしまう人なのかもしれない。

他の記事で、ホリエモンの親が
「コンビニ経営をしたいから金を貸してくれ」
と言ってきたときに、貸さなかったという。

今まで、コンビニに関係する何かを何もやってきていないのに、何故かコンビニの経営をするというのが理解できなかったそうだ。
失敗するのがわかってるのに急に何を言ってるんだと思ったらしい。

お金があるのに、親なのに、貸さないなんてひどいと思う人がいるかもしれないが、これは大きな「やさしさ」だと自分は思う。

人のお金でやると甘えが出て、損失を軽視しがちだし、 そういう人は事業も失敗する。

日本郵政なんかが、まさしくそれなのでは。
お金が出せるから、勘違いしてしまったのかもしれない。

ホリエモンは今、婚活の場を作っていると聞いた。
和牛の会だったか。
先見の明がありすぎだ。

万人にはすすめられないけれど、テレビでしかホリエモンを見ていない人にはおすすめしてもいいように思う。