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yorikosan’s blog

思いつくけれど口に出しては言えない事を書くブログ

職業に貴賎無し。

fujipon.hatenablog.com

 

これを読んで少し考えた。

ラブホの上野さんの回答は、この方の人生哲学が先にあって、それにあった質問を探すという方法をとっているそうなので、読み物としてとても面白くわかりやすい。

逆に言うと、質問者の人生のことはどうでもいいのだが、どうでもいいせいか、とても切れ味がよく、おそらく多くの人が「よく言ってくれた!」という回答だから、人気があるのだと思っている。

「釣り」ではないのでは。根底に愛情を感じるから。

 

さて、「職業に貴賎なし」という格言に対して思う事。

 

以前の自分なら「職業に貴賎なし!」と声を高らかに未熟な正義感を持って主張していたが、今、自分は人の職業で、ある判断をバシバシする仕事をしているので、口が裂けてもそんなことは言えない。

職業に貴賎はあるよ!

ある職業にはついている道も、ある職業にはつかないという冷酷な現実があるよ!

会社がそんなに偉いのかよお~なんて思っていた昔の自分に説教をしたい。

 

貴賤がないなんて、本当に「差別されない側の人間しか言えない」んだと思う。 

昔の予備校のCMで「学歴なんて関係ないですよ。今日本はそこまで来ていると思います」と現場監督をしているような人が語り、「っていうセリフを東大出てから言ってみたい!」と憤るコメントで終わるものがあったんだが、その通りである。

これが言えるのは、優秀な大学に入れる知力のある人で、そうでない人が言っても負け惜しみでしかないのだ。

 

昔、某さんの手伝いをしていたときにその人が言っていたのが、

マクドナルドでアルバイトがしたい」

というものだった。

都内の一等地のマンションを自分で稼いだ現金で買い、社会的地位もあり、金にも仕事にも困っていない人だったから言えることだった。

まるで、ベルサイユ宮殿にいるお姫様が、変わったお菓子が食べたいから街に出たいというように。


努力の伴った才能はどこでも求められるので、その人はマクドナルドのアルバイトをする間もなく、他の仕事にかりだされ、未だに第一線で活躍している。

 

自分は今の仕事ができなかったら、清掃員になろうと思っていた。

その話を人にしたら、「底辺の仕事なのに…」みたいに言われて驚いた。

え?そうなの?何かをキレイにする仕事って尊いのに!とその時は憤慨したのだが、現実をみるとそんなこともなかった。

シルバー人材センターで清掃員をしている人に清掃のマニュアルを見せて貰ったことがある。

書いてあることはその通りだったのだけれど、多分、若いであろう社員が傲慢に作ったマニュアルであった。

言葉としては丁寧に書いてあったが、「お前ら、仕事できないんだから、少なくともこれぐらいはして、俺たちに迷惑かけんなよ」という思いが、あちらこちらにちりばめられていた。

マニュアルとはそういうものかもしれないけれど。


どの仕事でも、一生懸命やればその人は輝く。

でも、現実は厳然としてある。


それはそれで受け入れて、今やるべきことを頑張るしかないけど。